瑞祥七福神 恵比寿天図 - 現代浮世絵 | 令始画帳
現代浮世絵

瑞祥七福神 恵比寿天図

瑞祥七福神シリーズの恵比寿天図

技法 / Tools photoshop, デジタル彩色
カテゴリー / Category 現代浮世絵

画題について

七福神の中で唯一の日本古来の神であり、商売繁盛、五穀豊穣、大漁追福を司る恵比寿尊を主題とした吉祥画です。清廉な心で汗して働けば報われるという信仰を集め、古くから庶民に最も親しまれてきました。本作では、自身の体ほどもある立派な鯛を右脇にしっかりと抱え、左手には竹の釣り竿を力強く頭上に掲げた歓喜の姿を描いています。背景に描かれた荒波を越えるような生命力と瑞雲は、たゆまぬ努力が大きな実を結ぶ瑞祥(めでたい兆し)の情景を表現しています。

作品について

数ある神々の中でも、恵比寿尊が体現する「誠実な労働の先にある純粋な喜び」と「満面の笑みがもたらす福徳」は、日々の営みを大切にする私たちの原動力であると考え、描きました。 釣り上げたばかりの鯛と、掲げた釣り竿という躍動感あふれる構図を採用することで、幸運を待つのではなく自らの手で引き寄せる力強さを表現しています。伝統的な烏帽子や狩衣の意匠を大切にしながらも、現代の空間に馴染む鮮やかな色彩を用いることで、今の暮らしに活気と繁栄を呼び込む象徴となることを目指しました。この作品を眼にするたびに、前向きな心が芽生え、日々の努力が豊かな収穫へと繋がる確信を持てるような一幅となることを願っています。