解説
平安時代、京の都を震撼させた最凶の鬼の頭領で、大江山を拠点に茨木童子ら多くの配下を率いて略奪と非道を尽くしました。その力は強大で、天皇の命を受けた源頼光ら「頼光四天王」が討伐に赴くことになりました。頼光たちは山伏に化けて酒呑童子に近づき、神から授かった「神使鬼毒酒」という鬼の力を奪う毒酒を飲ませることに成功。酔いつぶれた隙にその首をはねましたが、首だけになっても頼光の兜に食らいついたという壮絶な最期が語り継がれています。その首は今も京の入り口である老ノ坂の「首塚大明神」に祀られており、病や魔を払う神としても信仰されています。日本の鬼伝説の頂点に立つ、避けては通れない存在です。
伝承地マップ
※地図上の赤い円は、その妖怪の主な影響範囲または伝説の広がりを示します。